西アフリカ原産のヨヒンビン

これから、いろいろな精力剤の成分を紹介していきたいと思っていますが、今回はヨヒンビンをピックアップしました。

知らない人は「変な名前だな」というぐらいの印象でしょうが、ある分野の人たちにはよく知られた薬品で、何をかくそう、管理人も仕事で使ったことがあります。

あるいは、精力回復にあれこれ試行錯誤してきた、エッチに情熱を燃やす人の間でも知らない人はいないでしょう。

実はこのヨヒンビン、バイアグラが世に出る前はED治療によく使われていた薬なのです。

医薬品として勃起改善のため長きにわたり使われていたくらいですから、その効果は折り紙つき。

海外の精力剤にもよく配合されていますし(管理人が現在使用しているメイルナイトロにも含有されてます)、国内では医薬品の精力剤として店頭販売されています。

この記事では、ヨヒンビンについて詳しくご紹介したいと思います。

ヨヒンビンとは?

ヨヒンビンは植物アルカロイドの1種で、西アフリカ原産のヨヒンベというアカネ科の植物の樹皮などから抽出されたものです。

植物アルカロイドとは植物由来の有機化合物の総称で、コカインやモルヒネ、ニコチン、カプサイシンの他、抗がん剤の多くもアルカロイドの仲間です。

原産地の住民の男たちは性欲が落ちたときに、ヨヒンベの樹皮を煎じたものを霊薬として飲用し、性欲を回復させていたといいます。

現地を植民地化していたドイツで研究が進み、西暦1900年に陰萎(EDのこと)に効くと公表されてからは、バイアグラが出現するまでの約100年間にわたりED薬として重宝されてきました。

西洋医学における勃起改善薬としては、おそらく最古のものでしょう。

今でもバイアグラなどのPDE5阻害薬を使わないED治療として、漢方薬とともに有用です。

ヨヒンビンの効能は?

ヨヒンビンはヨヒンベから抽出されるので生薬の1種ですが、精力剤の原料として使われている他の生薬と違い第1類医薬品なので、堂々とその効能を謳うことができます。

現在、ヨヒンビンを主成分として製造・販売されている大東製薬工業株式会社の「ガラナポーン」(要指導医薬品)の能書には次のように書かれています。

効能・効果

老衰性陰萎、衰弱性射精、神経衰弱性陰萎。

老衰性陰萎とは、まさに管理人のように中年を過ぎて、精力が低下したりEDになった状況のことです。

衰弱性射精とは射精の力が衰えて、はっきりとした射精過程を伴わない射精のこと。

 

管理人管理人

これも管理人はこころあたりがある。
セックス中、気持ち良くてイキそうになった時、グッとこらえたんですが、その後またピストンしているとだんだんとペニスが真っ白に?!
実はこらえられていなくて、射精してしまっていたんです。
射精の感覚なしに射精してしまっていました。
本気でフィニッシュしにいったときは射精感はあるんですけどね

神経衰弱性陰萎とは心因性のEDや中折れするケースが該当します。

これまでの使用の実績から、ヨヒンビンのEDに対する効果はおよそ5割強の人で効果が認められています[1]

このように市販のヨヒンビン製剤は、精力剤というよりは勃起改善薬として流通しています。

それ以外にも近年の研究では、射精障害(勃起はできるが膣内で射精できない)の治療にも効果があると報告されています[2]

また、犬の研究ではありますが、ヨヒンビンで射精量が増えるという報告がされています[3][4]

この報告では投与量を増やすと逆に射精量が減る結果が出ています。

 

管理人管理人

ヨヒンビンの効果なのかどうかわからないですが、メイルナイトロを飲みだしてから精液量が増えました。
ドクドクたくさん出ると気持ちいいんですよね。
前はできなかった2回戦も可能で、2回目もドクドク出ます。
だからといってたくさん飲むのはNGです。
クラチャイダムでもそうでしたが、効くからと言ってたくさん飲むのはかえって良くないことはよくあります。

催淫剤として効果はあるの?

ヨヒンビンと言えば催淫剤として性欲回復させる効果があると信じられているのですが、催淫剤としての効果は医薬品の効能には入っていません。

性欲や精力はかなり主観的なものなので、研究の対象にはなりにくいのでしょう。
その手の報告は見つけられませんでした。

でも、精力剤というからには性欲回復・精力増強効果は必須でしょう。

実際にアフリカの現地の人は性欲回復の目的で使っていました。

性欲回復効果はあるのかないのか?

管理人がメイルナイトロを使った体感では性欲回復効果はあるように思うのですが、ヨヒンビンはメイルナイトロの成分の1つにすぎないので実際のところはわかりません。

ヨヒンビンの薬理作用を考えてみるとその辺のヒントがありそうです。

ヨヒンビンはどのように作用するか?

自律神経がテストステロンに関係

ヨヒンビンは交感神経のα2受容体をブロックする作用があります。

交感神経とは自律神経の1つで、自律神経には交感神経と副交感神経の2つがあります。

自律神経は簡単に言うと、人間の意志でコントロールできない、発汗やふるえ、消化作用などの働きを、交感神経と副交感神経のバランスで自律的にコントロールするシステムです。

暑いと勝手に汗が出て体温を下げてくれるのは、この自律神経のおかげなのです。

勃起も自律神経の支配を受けています。

自分の意志で勃起させられる人なんていませんよね。
中には「俺は女の裸を見なくても想像だけで勃起できる」という人はいるかもしれません。

でも、それは直接勃起させたわけでなく、想像によるエロ刺激を介して勃起するので自分の意志で勃起したとは言えません。

あくまでも手を上げるかのごとく、自由に勃起させてこそ自分の意志で勃起したといえます。

話が飛びましたが、ヨヒンビンは交感神経の受容体をブロックすることで交感神経の働きを抑えて副交感神経を優位にします。

勃起というのはこちらに書いたように副交感神経が優位になった状態で起こります。
リラックスしていないと勃たないのです。

心因性のEDがいざセックスする時の緊張や「勃たないかもしれない」という不安によって起こることと符合しますね。

だから、ヨヒンビンは勃起を邪魔する交感神経の働きをブロックして勃起しやすくするのだといわれています。

他にもヨヒンビンはセロトニンに対して拮抗作用があるといわれています。

セロトニンは衝動など行動に関わる生理活性物質といわれていて、その作用の中に性行動を抑制する働きがあると報告されています。

ヨヒンビンがセロトニンの作用を抑えることで性欲を回復させる効果を発揮する可能性もありそうです。

余談になりますが、ヨヒンビンにはダイエット効果がある可能性が報告されていて[5]、最近はダイエットサプリにこっそり含有されていたりしますよ。(中国製のサプリに多いみたいです)

用量が多いと逆効果

ヨヒンビンは医学的に認められた勃起改善作用があるのですが、先に述べた犬の射精量を増加させる作用と同様に、人でも用量が多すぎると逆効果になってしまいます。

市販のヨヒンビン製剤は商品によって用量が異なり、1日量は6~19.9mgで服用されます。
先のガラナポーンでは15mgです。

ところが体重60kgの人で60mgまで増量してしまうと、かえって射精を抑制したり神経質(交感神経優位)になると報告されています。

極量で100mg/日まで使えるようですが、効きが悪いからといってたくさん飲んだりしないほうがよさそうですね。

ヨヒンビンの副作用は?

勃起機能や射精機能を改善する作用はすばらしいのですが、副作用は大丈夫なのでしょうか?

副腎皮質ホルモン(いわゆるステロイド)のように、よく効く薬ほど副作用が問題になることはよくある話です。

ヨヒンビンの副作用には、動悸、冷や汗、めまい、虚脱感、拡張期血圧の上昇、セロトニン拮抗作用による胃液分泌亢進による胃痛などのほか、興奮、神経過敏、情動不安など精神に作用が出ることもあります。

いずれも重篤なものではなく、コントロール可能とされています[6][7]

市販のヨヒンビン製剤の用量では副作用の心配はほとんどないでしょう。
ガラナポーンの大東製薬工業さんでも、50年近くヨヒンビン製剤を販売してきて、重大な副作用はなかったそうです。

バイアグラを使う前にヨヒンビンを試してみたい人は、ガラナポーンを試してみてはどうでしょうか?

市販薬ですが、販売している薬局は限られますから、大東製薬工業さんのサイトで確認してください。
購入時には住所氏名などを譲受書に記入する必要があります。

管理人が飲んでいるメイルナイトロを試してみたい人は下のリンクからどうぞ。

メイルナイトロ(Male Nitro)

こちらはヨヒンビンを単独で使用したレビュー記事です。

参照

1.田村雅人,  入口 弘英:インポテンス患者の診断と治療の変遷.日泌尿会誌, 84巻, 1397-1403,1993.

2.  天野俊康,小堀善友:射精障害に対するヨヒンビン製剤の治療効果.日性会誌,17(3),225-228,2002.

3.  Yonezawa,  A.  et  al.:  Biphasic effects of yohimbine on the ejaculatory response in the dog.  Life Sci,  48 : 103-109, 1991

4.  Yonezawa,  A.  et  al.:  Diminution of ejaculatory capacity induced by frequent ejaculation in dogs ; Prevention and reversal by yohimbine. Andrologia, 23 : 71-74, 1991

5.  Ostojic SM : Yohimbine: the effects on body composition and exercise performance in soccer players, 14, 289-299, 2006

6.  Morales,  A.  et  al.:  Oral and topical treatment of erectile dysfunction ; present and future.  Urol Clin North Am,  22 : 879-886, 1995

7.  Tam,  SW.  et  al.:  Yohimbine : a clinical review. Pharmacol Ther,  91 : 215-243, 2001

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