EDの原因となるストレスがかかっている男性

ストレスは、現代人が社会で生きていく上で避けることが難しいものですね。心の問題は外には現れないので、他人はおろか自分でも気づいていないことがあります。

なので身体的には影響がないように見えても、精神的にはかなりのダメージを受けていることも珍しくありません。

男性の場合は心の病気までいかなくても、ちょっとしたストレスからED(勃起不全)が始まることがありますからやっかいです。

このような精神的ストレスから起こるEDを心因性ED(EDについてくわしくはこちら)といいますが、心因性EDは単独で起こるだけではなく、もともとあった血管性EDなどの器質性EDに重なって起こり、EDをさらに悪化させるかもしれません。

この記事ではストレスというのがどういう状態で、どのように勃起機能に悪影響をおよぼすのかについてくわしく見てみたいと思います。

ストレスは2つの面からEDの引き金を引く

リラックスしていつでも勃起できる二人

人の体には恒常性(ホメオスタシス)と言って、外部の環境や自分に対する危険、緊張や運動による精神や肉体の状況などのあらゆる変化に対応して、できるだけ体をもっとも適した状態にシフトさせる機能があります。

この機能の要になっているのが自律神経です。

自律神経は交感神経副交感神経という相反する2つの神経系によるバランスによって成り立っています。

たとえば暑くなれば汗が出てきて体温上昇を防いでくれますよね?

反対に寒くなってきたら抹消血管を収縮させて体温を失うことを防いでくれます。

これらの反応は自分の意志でやっているわけではなく、体が勝手にやってくれています。

自分の意志でこんなことを常にやっていたら気が休まる時がありませんね。

自律神経はこのような意志によらない体の反応のコントロールを僕らの代わりにしてくれているのです。

自分の意志でコントロールできない勃起という反応も当然のことながら自律神経の支配を受けているというわけです。

緊張状態では起こらないペニスの勃起

自律神経がテストステロンに関係

では、ペニスの勃起反応は交感神経と副交感神経のどちらの作用によって起こるのでしょう?

実は、勃起は副交感神経が優位になっている状態で成立する反応なのです。

これに対して、ストレス状態というのは完全に交感神経が優位になった状態です。つまりストレス状態では勃起が非常に起こりにくいということが言えます。

このことは説明されなくとも、今までの経験から納得ができるのではないでしょうか?

誰しも緊張してなかなか勃起しなかった経験はあるでしょう。特にこのサイトに来られた方なら人並み以上にそんな経験をされたと思います。

”いざこれから挿入という段階になってムスコが言うことを聞いてくれず、焦れば焦るほどダメになって行く…。”

あるいは

”途中で中折してしまって、何とか最後までと考えれば考えるほど使い物にならなくなって本懐を遂げられなかった。”

なんてことがあるのではないでしょうか?

このように副交感神経が優位である必要があるのは勃起が起こる時だけではなく、セックスの間中ずっとリラックスした副交感神経優位の状態である必要があります。

ストレスで交感神経が優位になっていると、勃起が起こりにくいのは当然のことなのです。

このことがストレスがEDを引き起こす1つ目の理由です。

少し話がそれますが、勃起中でも例外的に交感神経優位になることがあります。

それは射精するときです。

面白いことに射精の瞬間だけ、交感神経が優位になると言われています。つまり射精時のみストレス状態というわけなんですね。

 

管理人管理人

江戸時代の学者、貝原益軒が養生訓の中で、長生きのためには「接して漏らさず」を心がけること勧めたのは、射精の瞬間が体に良くないことを知っていたのかもしれません。江戸時代にも腹上死はあったのでしょう。

ストレスはテストステロンを減少させる

睾丸を支配する下垂体

テストステロンが睾丸(精巣)で造られていることはよく知られています。しかし、睾丸は勝手にテストステロンを作っているわけではありません。

大脳のちょうど底の部分にくっついている下垂体という組織があって、そこから分泌されるホルモンによってコントロールされています。

ところがストレス状態になると、この下垂体から出るホルモンがストップしてしまいます。このホルモンが出なくなると、連動して睾丸でのテストステロン分泌も減少するのです。

テストステロンと言えば男性機能にとって非常に重要なホルモンです。

特にテストステロンが減少すると、勃起が成立するために必要なNO(一酸化窒素)が十分に産生されなくなり本来の勃起力が発揮できなくなるのです。(→くわしくは勃起のメカニズム

これがストレスがEDを引き起こす2つ目の理由なのです。

男性は女性よりストレスに弱い

ストレスからEDにならないよう太極拳をする男性

上に述べたように、ストレスがテストステロンの減少をもたらしますが、このテストステロンは男性機能への働きだけではなく、心の病気との関連があることがわかっています。

テストステロンはうつの発症と深い関係があり、テストステロンが低下することでうつになりやすいことがわかっています。(→くわしくは「男性更年期障害とうつ」

毎年、日本では3万人の自殺者がいますが、そのうち男性の割合は75%にも上ると言われます。

なぜ?男性にこれほど自殺者が多いのかを考えると、男性更年期障害によるテストステロンの低下とうつの発症が大きく関与しているのではないかと容易に想像できるのではないでしょうか?

それにしても、女性に比べて何と男性の弱いことでしょう。

男性がストレスに負けないためには、交感神経の緊張をほぐすようなリラクゼーションを積極的に取り入れることが必要でしょう。

ヨガや太極拳や坐禅、すべてを忘れて打ち込める趣味やスポーツなど何でもいいと思います。

男は積極的に自衛して、自分の体と心を守りましょう。

まとめ

ストレスが男性機能にとってマイナスに働くことは明らかです。

精力アップももちろん必要ですし効果がありますが、今ストレスを感じているのなら運動や趣味などでストレス解消に務める事が大事です。

精力剤や勃起薬に頼るよりも、まず心の健康を取り戻すほうがED改善に効果が出るかもしれませんね。

この記事を読めばムスコがさらに硬くなります

この記事を読めばムスコが眠りから覚めます