海狗腎はオットセイのペニスと睾丸

海狗腎とはオットセイのペニス・精管・睾丸をまるごと乾燥させた生薬のことです。

オットセイのおチンチンとタマタマを服用しようというのですから、性欲亢進や強精作用のみを目的とした生薬ですね。

名だたる精力剤にはよく原料として使われています。
商品名にオットセイの名を冠したものも多いですね。

あっちに効くというのは漠然と知られていますが、では、なぜ?オットセイの生殖器が勃起機能を高めるのか、そして昔の人は精力剤としてなぜ?オットセイという動物のペニスと睾丸を選んだのでしょう。

海狗腎とは?

ビンビンでいたい

 

オットセイは雄1頭に対し、雌が平均約60頭に上るハーレムを作ることで精力旺盛な動物の代表とされています。
ハーレムの雌の数は多い時には100頭を超えるといわれています。

繁殖期に入るとそれだけの雌を相手に1ヶ月に渡り飲まず食わずで交尾をすることから、昔から男たちのあこがれの存在だったのです。

 

管理人管理人

何度でも射精できるなんて憧れますなぁ~。
管理人は射精の後は賢者タイムになってなかなかその気にはならないですね。
賢者タイムが起こるのはプロラクチンというホルモンが分泌されるのが原因だそうです。
人間の男でも何回戦もできる人がいますが、そういう人はプロラクチンがあまり出ないそうです。

果てのない精力を持つオットセイを見て、自分もオットセイのような精力を手に入れたいと思うのは、ごく自然な流れでしょう。

精力絶倫のオットセイのペニスや睾丸を食べることで、自分にもその精力を取り入れることができるのではないかという考えは、究極の”相似の理論”と言えるでしょう。

中国において海狗腎は、16世紀に発行された本草学の集大成と言える「本草綱目」には、すでに精力剤や強壮剤として記載されています。

さらに古い書物にも海狗腎の名ではなく、膃肭臍(オットセイと読む)の名で強壮剤として出てきます。
”膃肭”とはオットセイのことであり、”臍”はへそのこと。
この場合、”臍”は陰茎を指しています。

なぜ陰茎を”臍”と読んだのかは、オットセイの陰茎がへそに近い部分にあるからという説や、ペニスと睾丸が輸精管でつながっている様子がへその緒みたいに見えるからだとも言われています。

日本では林羅山から「本草綱目」を献上された徳川家康が、本草学に目覚め、松前藩に命じてオットセイを献上させたといいます。

オットセイのペニスのおかげか、家康は生涯で18人もの子どもをもうけました。

家康が広めたためかはわかりませんが、江戸時代にはオットセイの睾丸は精力剤として珍重された交易品であったことがさまざまな古文書に記載されています。

海狗腎の強精効果はどうなのか?

海狗腎は第2類医薬品に指定されていて強壮剤としてその効果が認められています。

医薬品に分類されるドリンク剤(高いやつですね)にも牛黄や鹿茸とならんで、よく配合されています。

海狗腎単独の製品はまずありませんが、海狗腎(オットセイ)をうたい文句にした製品として最も有名な「オットビン」(第2類医薬品)の効能を見てみましょう。

効能・効果

次の場合の滋養強壮:虚弱体質、肉体疲労、病後の体力低下、胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え症

オットビン自体は強壮剤として認可された医薬品ですね。

強壮剤は広い意味では強精剤(精力剤)と言えます。
でも、どうせなら強精作用やインポテンツに効くと公言してほしいところ。

オットビンには鹿茸牛黄、淫羊霍(インヨウカク)といった強精作用を持つそうそうたる生薬が配合されているので、どう見ても精力剤そのものですね。

オットビンの能書には海狗腎の効能が別に記載されていて次のようになっています。

海狗腎(カイクジン)
オットセイの陰茎、こう丸を乾燥したもので、多量のアミノ酸や男性ホルモンを含有し、強精・強壮ならびに補血、インポテンツ、寒冷症を目的として用いられます。

はい、はっきりと強精作用が述べられていますね。
海狗腎は男性機能を高める効果があると断定していいでしょう。

唐時代の漢方の本『海薬本草』には海狗腎は「五労七傷で、陰痿して力少なく、腎虚で背膊が労悶し、顔色黒く、精冷なるに最も良し」とあります。

陰萎とはED、インポテンツのこと。腎虚は精力低下した状態。
まさに、勃起機能低下に悩む中高年男性にピッタリの精力剤と言えるでしょう。

近年の医学的な研究報告はいろいろ探しましたが見つけることはできませんでした。

でも、ひとつ興味深い情報がありました。

スポーツの世界では、興奮作用や筋力増強、強壮作用のある薬物はドーピングとして禁止されていますが、その中に海狗腎が含まれているのです。

海狗腎の成分表記があるものを摂取してはいけないのです。

このことは、科学的に海狗腎が活力・スタミナをアップさせると考えているのかもしれません。

 

管理人管理人

海狗腎には睾丸が含まれているので、男性ホルモンが含まれていることがドーピングになるということなのでしょうが、1日の摂取量を考えるとそこまで影響するものなのでしょうか?
念のために海狗腎を服用するなということなのかもしれません。

海狗腎の副作用は?

海狗腎は生薬なので、ほとんど副作用の心配はないでしょう。

毎日服用する場合、男性ホルモンの影響があるのかもしれませんが、量を考えるとそこまで心配する必要は無いでしょう。

例えば、男性ホルモンを主成分とする精力剤「金蛇精」(第1類医薬品)では、男性ホルモンによって起こりうる副作用を事細かに注意喚起しています。

オットビンではホルモンの影響に関する注意は一切記載がありませんし、「~続けて服用しても副作用の心配もなく、滋養強壮剤として、すぐれた効果をもたらします。」とはっきりと書かれています。

副作用情報も調べてみましたが、ユンケルなどのさまざまなドリンク剤でいくつかの副作用情報が出ているだけで、海狗腎メインの製品での報告はありませんでした。

 

管理人管理人

効果については個人差はあるでしょうが、おおいに期待できるでしょう。
発酵学で有名な元東農大教授の小泉武夫氏も海狗腎には太鼓判を押していますよ。