卵白

ランペップという名前は世界的にはまったく無名で、日本でも一部の精力剤に詳しい人しかしらないでしょう。

管理人も精力剤に興味を持つようになって初めて知った成分です。

ランペップはハーブ素材というわけではなく、メーカーが作り出した精力剤原料用の素材です。

まだ、新しい素材なので、メーカーが出す情報しかありませんが、ランペップを利用した精力剤は確実にシェアを伸ばしつつあります。

今回はランペップについて少ない情報ですがまとめてみました。

ランペップとは?

ランペップのイメージ

ランペップは株式会社ファーマフーズが開発した、卵白をプロテアーゼで分解して消化吸収を良くしたアミノ酸供給素材です。

卵白は卵黄よりタンパク質の含有量が多く、コレステロールなどの脂質を含んでいないので、タンパク源として優良で非常にヘルシーな食品です。

こちらの記事で紹介しているようにアミノ酸スコア100を超えるタンパク源は男性機能を高めるのに有用です。

卵白のアミノ酸スコア

卵白はアミノ酸スコア100をはるかに超えて大豆よりも優秀なタンパク源です。この卵白を酵素分解してより利用しやすくしてあるのがランペップなのです。

ランペップを亜鉛、マカと併用することで男性機能改善剤として特許取得

単独でもNO産生を促進する作用があるランペップを亜鉛、マカと併用することでNO産生がより促進され、男性機能改善剤として有用であると特許を取得
( 特開2011-173817)

NOは一酸化窒素のことで、血管を拡張するのに重要な役割を果たしています。NOは血管内皮から放出されて血管の平滑筋に作用してcGMPを増やします。このcGMPが平滑筋を弛緩させることで血管が拡張するのです。

勃起はペニスの海綿体が拡張して血液が大量に流れ込むことで起こりますので、このNOが十分出ていないと海綿体が拡張せず勃起が起こりません。

EDの主な原因である動脈硬化では、血管内皮からNOが上手く出なくなっています。

シルデナフィル(バイアグラ)のような勃起改善薬は、NOによって増えるcGMPが分解されないようにして、その濃度を保つことで勃起を生じさせるのです。

一方、ランペップはNO産生を促進して血流を改善する効果があります。

「卵白ペプチドを有効成分として含有する血流改善剤」でも特許取得済み
(特開2007-51090)

この効果により疲労軽減や冷え症にいいと利用されています。

ランペップのNO産生促進作用だけでもEDの改善効果が期待できるのですが、亜鉛マカと併用することでNOの産生がさらに促進されて、勃起機能向上にさらに効果的であるとわかりました。

ファーマフーズはこの組み合わせや配分を発明として申請して、特許を取得したのです。

ランペップで取得した特許の内容は?

勃起機能改善に効果があるといわれる亜鉛やマカ、エゾウコギ、トンカットアリ、ガラナ、シトルリンとランペップを併用してNO産生を高める作用を調べたところ、亜鉛とマカとの併用で相乗効果が確認されたということです。

この組み合わせ、配合に関して特許が認められています。

公開特許公報からの借りた図なので鮮明ではありませんが、実験結果のグラフを見てみましょう。

引用:特開2011-173817

サンプルNO.内容

  • 11:塩化亜鉛 1 μg/ml
  • 12:塩化亜鉛 10 μg/ml
  • 13:塩化亜鉛 100 μg/ml
  • 14:ランペップ 1,000 μg/ml
  • 15:ランペップ 1,000 μg/ml + 塩化亜鉛 1 μg/ml
  • 16:ランペップ 1,000 μg/ml +  塩化亜鉛 10 μg/ml
  • 17:ランペップ 1,000 μg/ml + 塩化亜鉛 100 μg/ml

血管内皮細胞のNO産生能を導入した培養細胞に、これらのサンプルを添加してNO産生量を調べたところ、亜鉛やランペップ単独でもある程度効果が認められ、サンプル15,16のように、ランペップと亜鉛を100:0.1あるいは100:1で配合した時に有意にNO産生が促進されました。

次に、マカとの相乗作用を見てみましょう。

引用:特開2011-173817

サンプルNO.内容

  • 18:ランペップ 500 μg/ml
  • 19:ランペップ 1,000 μg/ml
  • 20:マカ粉末 500 μg/ml
  • 21:マカ粉末 1,000 μg/ml
  • 22:ランペップ 1,000 μg/ml + マカ粉末 1,000 μg/ml
  • 23:ランペップ 1,000 μg/ml + マカ粉末 500 μg/ml
  • 24:ランペップ 500 μg/ml + マカ粉末 1,000 μg/ml

マカとの併用では、ランペップとマカを1:1 あるいは1:0.5の割合で配合した時に有意にNO産生が促進されました。

では、ランペップとマカと亜鉛を併用したらどうなったか見てみましょう。

引用:特開2011-173817

サンプルNO.内容

  • 25:ランペップ 1,000 μg/ml + マカ粉末 1,000 μg/ml
  • 26:ランペップ 1,000 μg/ml + マカ粉末 1,000 μg/ml + 塩化亜鉛 10 μg/ml

このようにランペップとマカと亜鉛を併用するとさらにNO産生が促進されました。

 

エゾウコギとの併用でもNO産生が促進されましたが、ガラナ、トンカットアリ、シトルリンとの併用では相乗効果は見られませんでした。

ランペップ、マカ、亜鉛を100:50~100:0.1~10の比率でNO産生が促進し、男性機能改善剤として利用できる、という内容で特許取得。

まとめ

ランペップとマカ・亜鉛を併用することで得られるNO産生促進効果は確かにすごいですね。

ただ、メーカーが行った実験だけで、外部の研究者による追試が十分行われていないので、確立された成果とはいえません。

もっとも、メーカーの株式会社ファーマフーズは東証マザーズに上場をしている会社なので、信頼性は高いでしょう。

まだ、この知見を活用した精力剤は少ないですが試してみる価値はあると思います。

↓特許を取った黄金比率を試してみるのなら↓