持続勃起症で頭を抱える男性

EDに悩む中高年男性にとって、近年のED治療の目覚ましい進歩はうれしい限りです。

バイアグラが登場したおかげで、EDの人でも再びセックスを楽しめるようになったのですから。

禁忌さえ守っていれば基本的に安全なED治療ですが、まれに重大な副作用が起こることがあります。

バイアグラなどのPDE5阻害薬を服用したり、陰茎海綿体注射をする際に、最も注意しなければいけない副作用が持続勃起症です。

まれな副作用ではありますが、もし起こった場合には迅速に適切な処置をしないとペニスに重大なダメージをもたらす危険があるので、知識として知っておきましょう。

持続勃起症の定義と分類

持続勃起症とは

性的刺激・性的興奮と無関係である勃起が4時間を超えて持続している状態

と定義されています。

4時間もギンギンになるなんていいじゃないかと思うかもしれませんが、この勃起状態では性的興奮が治まってもギンギンのままなのです。

射精をしても萎えることがありません。

通常はバイアグラを飲んでいても性的な刺激がなければ勃起することはありませんから、この勃起状態は異常なのです。

持続勃起症は以下の二つのタイプに分けられます。

非虚血性持続勃起症

外傷などの原因で海綿体の動脈が破れて海綿体とつながってしまったために、海綿体に常に多くの血液が流れこむために勃起が続く状態をいいます。

通常、痛みは伴わず、60~70%の勃起状態で、動脈から常に酸素の供給を受けているので緊急性はありません。

虚血性持続勃起症

バイアグラなどのED治療で起こるのはこのタイプです。

静脈からの血液の流出が著しく阻害されて、海綿体内に静脈血が停留するために勃起が続く状態です。

カチカチになるほど勃起の程度が強く、痛みを伴います。血液の流れが滞っていて組織は酸素不足に陥っているため、緊急の処置が必要になります。

 

痛いくらいの勃起というのは若さにあふれている時代に誰もが経験があると思いますが、バイアグラも効き過ぎるとそうなる時があります。

しかし、正常な勃起ならばたとえバイアグラを服用していたとしても、性的な興奮がなくなれば自然と治まるはずです。

気持ちでは完全に萎えているのに、痛いくらいの勃起が続いているなら危険信号です。たとえ4時間持続していなくても病院へ行く心づもりをしておいたほうが無難でしょう。

持続勃起症の治療

万一、虚血性持続勃起症になってしまった時には、躊躇せずに救急病院へ行って処置をして貰う必要があります。

4時間のタイムリミットを過ぎたら時間との勝負になります。

遅れれば遅れるほど取り返しのつかないダメージが残ってしまう可能性が高くなりますから、すぐに決断しましょう。

病院では以下のような処置を受けることになります。

持続勃起症の時に行われるシャント手術
シャント手術
  1. まず海綿体内に太い針を刺し、血液を抜いて緊張状態から開放します。冷たい生理食塩水を注入して抜くという洗浄操作を何度か繰り返します。
  2. それでも勃起が収まらない場合は、血管収縮薬を注入して勃起を消退させることを試みます。
  3. 時間が経っている場合は海綿体の中で血液が固まっているので、上記の方法で収まらない事があります。その場合は図のようにシャント手術と言って直接海綿体に穴を開けて固まった血液を絞りだす必要があります。

このような手順に沿って治療されます。

時間が経てば経つほど、海綿体へのダメージは元に戻らなくなります。

最悪の場合は重度の器質性EDとなり自然な勃起は二度と望めません。

特に陰茎海綿体注射の場合、PDE5阻害薬よりはるかに起こりやすいので、初回注射は必ず専門医のもとで行い、勃起が収まるまで監視してもらうことが必要です。

充実した生活を求めて治療したのに、こんなことになってしまったら元も子もないですから、くれぐれも注意しましょう。

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