すっぽん
photo by J. Maughn

精力アップに効く食材は何を思い浮かべるかのアンケートを取れば、ニンニクに次いで挙げられれそうなのがすっぽんじゃないでしょうか?

あくまでも食材や健康食品なので、勃起力が向上するとか、性欲が増すとかはっきりとした表現の話は公にされませんが、昔から”あっちに効く”ということを暗黙の了解で皆さんすっぽんを摂っていますね。

でも昔から、口コミだけで精力を高める効果があることがこれだけ認知されているのは、やはりすっぽんを食べた人が実際に効果を感じているからなのでしょう。

その歴史は非常に古いものなのです。

すっぽんとは?

すっぽんはスッポン科(Trionychidae)スッポン属(Pelodiscus)に分類されるカメの仲間で、スッポン(Pelodiscus sinensis)、P. s. japonicusなどがあります。

最大で50cmを超える大きさになる種のカメで、普通のカメと違い甲羅が硬くないので英語では

Chinese softshell turtle(中国の甲羅の軟らかいカメ)と呼ばれます。

いったん噛み付くと離さないことから、獰猛で攻撃的と考えられていて、中国でははるか昔からすっぽんのその力強さを体に取り込もうと、滋養強壮のためによく食べられていました。

 

管理人管理人

実際は自分の身を守るために噛み付くだけで、本来は臆病な生き物です。
噛まれても水につければ、離して泳いで逃げていくそうです。

すっぽんのペニスは体に比べて非常の大きく、体長20cmくらいでも5cmほどの巨大なペニスをもっています。

カメの頭部は亀頭と呼ばれるほどペニスにそっくりですし、すっぽんは頭をぐーっと伸ばせば非常に長くなってたくましいです。

このようなことから、男たちはすっぽんを食べれば精力がアップすると考えて、積極的に食べてきたのでしょう。

いわゆる”相似の理論”ですね。

EDの原因にもなっているように、勃起には心理的な要素がとても大きく働きますから、このような思いですっぽんを食べれば十分に効果が出るでしょうね。

中国でも日本でも精力剤としてのすっぽんの歴史は古い

古代中国

中国では周(紀元前11世紀~3世紀)の頃には、宮廷で当たり前のように食されていたようで、すっぽんを料理するための専門の料理人がいたといいます。

 

管理人管理人

皇帝は多くの女性とエッチするために、精がつく食べ物や生薬を率先して摂っていたようですから、すっぽんもこぞって食べていたんでしょうね。

唐の時代にはポピュラーなものとなり、非常に多くのすっぽんが食べられていたそうです。

中国では精力剤としてお酒に漬けて飲んだり、薬膳料理として他の材料と一緒に煮込んだ鍋として食べることで精をつけるのが主流です。

日本でもすっぽんを食べる習慣は古く、縄文時代や弥生時代の遺跡からすっぽんの骨が多数出ていて、日常的に食べていたことがうかがえます。

でもこの頃は食料が豊富なわけではないので、精力をつけるために食べるというより食材の1つとして食べていたんでしょう。

平安時代になるとすっぽんは精力剤として認識されていたようで、天皇のための強壮強精剤として食事に出されていた記録があります。

当時の天皇は今と違い、たくさんの女性を囲っていたので、精力アップに余念がなかったのでしょう。

一般の庶民が普通にすっぽんを食べるようになったのは江戸時代の頃からで、街にすっぽん屋ができたのもこの頃です。

日本では昔は焼いて食べていましたが、江戸時代の頃から鍋にして食べるようになり、それが今も続いています。

 

管理人管理人

庶民の間にもすっぽんを食べる習慣が浸透したのは、精力がつくからで実際に効果も感じていたからでしょう。
結局、いつの時代もエロの力はすごいですね。エロが関係すればあっという間に広がりますから。

すっぽんの期待できる効果・効能は?

運動で精力アップしてED改善するイメージ

漢方では最古の本草学の書『神農本草経』で、すっぽんは中品として収載されています。

滋養強壮や不老長寿の目的の他、お腹の中の腫瘍や陰部のただれなどに用いたようです。

近年中国で発刊された中薬大辞典では、すっぽんの部位ごとに効能を分けて使用するそうです。

でも、実際は漢方処方でもしてもらわない限り、部位別に使うことはないでしょう。

日本ですっぽんを摂るとすれば、すっぽん鍋か乾燥させてまるごと粉末にしたサプリメントぐらいしかありませんから。

日本国内ではすっぽんは健康食品であり、医薬品には指定されていません。

なので、効果や効能を謳うことはできないです。

また、医療への応用もないようで、すっぽんの効能や薬理作用の研究は見つけられませんでした。

滋養強壮や精力アップについては、すっぽんの食文化がその証にはなると思います。

一応、すっぽんの栄養成分を細かく見てそこから期待できる作用をピックアップしてみました。

すっぽんに含まれる栄養成分

  • タンパク質        
    • 必須アミノ酸(バリン、スチオニン、メチオニン、ロイシン・イソロイシン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、ヒスチジン、アルギニン) 
    • 他にチロシン、グリシン、アラニンなど18種のアミノ酸   
  • 脂質  
    • 飽和脂肪酸
    • 不飽和脂肪酸(α-リノレン酸、EPA、DHAなど)
    • コレステロール
  • ビタミン類(B1、B2、B6、葉酸、パントテン酸、トコフェロールなど)
  • カルシウム
  • ミネラル(鉄分、ナトリウム)

まず、タンパク質から見ていくと、すっぽんには必須アミノ酸がふんだんに含まれています。

テストステロンを作るのには、体内で作られない必須アミノ酸を十分に含んだ動物性蛋白質が必要です。

タンパク質の摂取でテストステロンの分泌が高まれば、精力や勃起力が改善します。

特に精力剤でおなじみのアルギニンは、NO(一酸化窒素)を増やし勃起の改善や精子数の増加に効果があります。

ビタミンE(トコフェロール)は抗酸化作用にすぐれ、老化や生活習慣病を防ぐ効果があります。また、テストステロンの分泌を促して男性機能を高めてくれます。

ビタミンB1は糖質の代謝に重要で、不足してくると披露しやすくなったり、イライラしたりします。心因性のEDではビタミンB1の不足が影響するかもしれません。

ビタミンB2は皮膚や粘膜の健康に保つのに必要です。亀頭は粘膜なのでおおいに関係してきます。また、ビタミンEと一緒だと抗酸化作用が強化されます。

すっぽんは動物なのに不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。

α-リノレン酸は悪玉コレステロール(LDL)を下げて、善玉コレステロール(HDL)を増やす働きがあります。EDの原因である動脈硬化を防いでくれます。

青魚に多く含まれるEPAやDHAは血栓のできるのを防いでくれ、動脈硬化、肥満、高血圧などの生活習慣病を防ぐ働きがあります。

コレステロールはテストステロンなどステロイドホルモンの生成に必要です。コレステロールというと悪いイメージがありますが、善玉コレステロールはむしろ体に必要なのです。

不足するとテストステロンが作れなくなって男性機能が低下してしまうのです。

 

管理人管理人

こうしてみてみると、すっぽんはすごくバランスの取れた食品であることがわかります。
特に性機能を高めるのにプラスの作用を持つ成分が十分に含まれているようです。
昔の人から現代まで、精力をつけるためにすっぽんを食べていたことは理にかなっていたんですね。

すっぽんの副作用は?

活性酸素を取り除くイメージ

安全な食品なので副作用の心配はありません。

取り過ぎに注意しないといけない成分も、特にないようです。

副作用があるとしたら、精がつきすぎて処理に困ってしまうとか、安いものではないので懐具合が悪くなってしまうかもしれませんね(笑)

まとめ

栄養価の高い食材なので、安心して試すことができます。

他の精力剤と同様に、効く効かないは人によるとは思いますが、あの姿形や人の話から「すっぽんは効く」というイメージが強い人なら、実際に効くと思いますよ。心理的な作用はバカにできないです。

強精成分は文句はないのですから、そのまま続ければ衰えてきたペニスがいい方向に回復していくかもしれません。