ムイラプアマの原産地アマゾン

今回取り上げるのは、ムイラプアマという精力剤の原料。

割と古くから日本でも知られた生薬で、精力剤の原料として「ムイラプアマ配合」というのを目にしたり、耳にしたことのある人も多いと思います。

近年はマカやクラチャイダム、トンカットアリなど新顔の精力剤が人気なので、ムイラプアマは影が薄くなっているのですが、今でも多くの精力剤の原料としてよく使われています。

その効果は原産国のブラジル政府から太鼓判を押されていて、医薬品として利用されているほどです。

名前は知っていても意外とその効果についてくわしく知られていないムイラプアマについて、できるだけ詳しくまとめてみました。

ムイラプアマとは?

南米アマゾン川流域からブラジル北部、とくにマナウスやSao Paulo de Olivencaなどに自生する低木のボロボロノキ科の根の部分から抽出された生薬です。

成長した木から採取するのではなく、木の周囲に生えている、落ちた種から育った若木の根を集めたものを生薬として利用します。

ヨヒンビン同様に単独でも効果が高く、ブラジル薬局方(薬局方とは国が定めた医薬品の品質規格書)にも強精剤や強壮催淫剤として載っています。

現地では性機能を高める強壮剤や強精剤として利用される以外に、急性脊髄灰白質炎や中枢神経系の障害など慢性的な神経疾患の治療剤、十二指腸鉤虫症や赤痢や慢性リウマチの治療に、また食欲増進剤としても用いられています。

 

管理人管理人

ブラジル政府お墨付きの精力剤ですから、個人差はあれど効くのは間違いないでしょう。
実は管理人はムイラプアマを飲んでいたことがあります。
EDなので単独で服用しても効果は期待できないのですが、バイアグラと併用してみると性欲回復の効果は感じましたよ。(メイルナイトロを飲みだしてからは使っていません)

ムイラプアマの効能は?

昔は、ムイラプアマの効能をもたらす主成分はヨヒンビン様のアルカロイドによるものだと考えられていましたが、現在ではテルペノイド(Terpenoid)という天然物化合物類に分類されるPtychonalという成分がもっとも生理的な活性を持っているとされています。

ムイラプアマの推奨される服用量は68kg(150ポンド)の人で4倍濃縮のエキスで1日に1,100mg~3,300mgとされています。

ただし、この量が最適であるかは検証されていません。

催淫剤(媚薬)としてのムイラプアマの作用はどうなのか?

ムイラプアマは男女ともに性欲を更新させる作用があると報告されています。

男性の研究では262人のシニア男性に2週間ムイラプアマを服用してもらったところ(4倍濃縮した抽出液1,000~1,500mg)、51%の男性で勃起機能の改善が認められました[1][2][3]

女性の研究では閉経直前、閉経後の女性にイチョウエキスとともに飲んでもらったところ、性欲の回復がみられ、性生活の満足度やイキやすさ、イッた時の強さが改善したということです[1]

ムイラプアマ単独で半数の人が効果を感じるというのは、「効く精力剤」と喧伝するには十分及第点なのではないでしょうか。

ムイラプアマはストレスや不安にも効く?

性欲の低下や心因性EDに対し、ストレスや不安の存在が大きな影響をもたらすことは今さら説明する必要はないでしょう。

心配事や懸案事項があると、なかなかその気にならないというのは誰もが経験があるのではないでしょうか?

ムイラプアマには強精剤としての効果以外に、神経に作用してストレスや不安が増大するのを防ぐ効果があることが報告されています[4]

他にも、うつにも効くんじゃないかという研究もあります[5]

精力剤としてギンギンになるだけでなく、メンタル面から萎えてしまうことを防いでくれる作用も期待できるかもしれませんね。

4つのハーブをブレンドしたカツアマ( Catuama)はED薬のような作用も

上に述べたように、ムイラプアマは単独でも勃起機能を改善する効果が認められますが、いくつもの成分をブレンドした精力剤の原料の1つとしてもよく使われます。

実際に、日本の精力剤のラベルをみるとムイラプアマはけっこう入っていたりします。

これは現地ブラジルでも同じで、特に有名なのがカツアマ( Catuama)という4つの生薬(ハーブ)をブレンドして作られた滋養強壮剤です。

カツアマにはムイラプアマの他に、精力剤としてやはり有名なガラナ(Guarana)、カツアバ(Catuaba、Trichilia catigua)、ショウガ(Ginger)をそれぞれ、28.23%、40.31%、28.23%、3.26%の濃度でブレンドされています。

カツアマは4つのハーブの相乗作用で、一酸化窒素(NO)を介した血管拡張作用があり[6]、海綿体においても拡張作用がある[7]ことが示されています。

つまり、バイアグラなどのPDE5阻害薬と同じような作用を発揮するのです。

ムイラプアマは単独よりも他の成分と併用してこそ、効果を十二分に発揮できるのかもしれませんね。

ムイラプアマの副作用は?

ムイラプアマの副作用について記した文書は見つけることはできませんでした。

しかし、抗不安作用や抗うつ作用を期待する服用では、2~6倍の量を飲むため、精力剤としての効果を狙う上記の服用量であれば安全に用いることができるでしょう。

ブラジルで医薬品として広く用いられている上、日本でも精力剤の成分として用いられてひさしいですし、これまで副作用が問題になった情報もないですから、まず心配はないでしょう。

参照

1. Shamloul R Natural aphrodisiacs . J Sex Med. (2010)

2. Tang W, et al Clerodane diterpenoids with NGF-potentiating activity from Ptychopetalum olacoides . J Nat Prod. (2008)

3. Piato AL, et al Antidepressant profile of Ptychopetalum olacoides Bentham (Marapuama) in mice . Phytother Res. (2009)

4.  Yohimbine vs. Muira puama in the treatment of erectile dysfunction

5. Tang W, et al Eight new clerodane diterpenoids from the bark of Ptychopetalum olacoides . Nat Prod Commun. (2011)

6.  Herbal medicine Catuama induces endothelium-dependent and -independent vasorelaxant action on isolated vessels from rats, guinea-pigs and rabbits

7. Antunes E, et al The relaxation of isolated rabbit corpus cavernosum by the herbal medicine Catuama and its constituents . Phytother Res. (2001)

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