ムクナ
photo by Dinesh Valke

みなさん、ムクナ豆って知ってますか?

見た目はそら豆みたいな豆なのですが非常にユニークな特徴を持っていて、ある病気の代替治療として注目されている豆です。

管理人はまったく知らなかったのですがいろいろ調べていくうちに、どうやらわれわれ精力の衰えた中高年男性にも非常にいいものであることがわかりました。

精力剤の原料として非常に有望なハーブではないかと思っています。

今回はこのムクナについてまとめてみました。

ムクナとは?

ハッショウマメ

ムクナ(Mucuna pruriens)はマメ科ムクナ属の豆で、日本名は八升豆(学名:Mucuna pruriens var.utilis cv. Hassjoo)といいます。

インドやネパールのあたりが原産で、アジア・アフリカの熱帯や亜熱帯地域に広く分布しています。

インドの伝統的な医学アーユルヴェーダでは一般的な薬用植物の1つとして古くから利用されてきました。

八升豆という漢字の名前がついていることからわかるように、日本でもかなり前から栽培されていたようで、『本朝食鑑』という江戸時代前期の書物にはすでに八升豆として登場しています。

日本へは東南アジアから台湾を経由して伝わったようで、江戸時代には食料として用いられていました。ムクナを改良したのが八升豆なのです。

八升豆という名前の由来は、最初に八丈島に伝わったという説や、八升豆は非常に収穫量が多く一本の八升豆から八升とれることから来ているという説があります。

一度は広まったムクナなのですが、栽培期間が長いことや、アクがが強く(そのアクが薬効成分なのですが)調理に時間がかかることなどから、日本ではほぼ栽培されなくなってしまいました。

近年になって、ムクナの特徴的な効能が注目されるようになってから、また日本でも少しずつ栽培されるようになっています。

ムクナの効能・効果は?

脳神経

ムクナには非常に高濃度のL-ドーパという物質が含まれています。

L-ドーパは神経伝達物質のドーパミンの材料となる物質で、パーキンソン病に有効であるとして注目されています。

このL-ドーパは植物に対しても効果があり、雑草の成長を阻害する作用があります。

この効果(他感作用(アレロパシー)と言います)を利用して、農薬を使わずに畑の雑草を防ぐのに使われたりもします。

ムクナはL-ドーパだけでなく、栄養価が高く、必須アミノ酸をすべて含んでいます。

ムクナに含まれる必須アミノ酸

  • フェニルアラニン
  • ロイシン
  • イソロイシン
  • リジンメチオニン
  • トレオニン
  • トリプトファン
  • バリン
  • ヒスチジン

このうちフェニルアラニンはドーパミンの材料となるのでL-ドーパとともに脳内のドーパミン量を増やす助けになります。

フェニルアラニンには精神を高揚させる作用があり、うつや記憶力向上に効果があるとされています。

 

管理人管理人

ムクナ100gあたりタンパク質が25gも含まれていて、精力の衰えたわれわれ中高年男性がテストステロンを増やすのにプラスになるでしょう。

ムクナには精液を濃くしたり性欲亢進する作用がある

マカの効能の研究報告

ムクナの精力剤としての可能性はどうなのか見てみましょう。

体が健康な不妊症の男性に3ヶ月間、ムクナを毎日5gずつ摂取してもらったところ、被験者全員がテストステロン値が上昇し、精子の運動性が活発になり、精子の数が増えるという結果が報告されています。[1]

別の研究ではムクナにはプロラクチンの分泌を抑える働きがあること示唆されています。[2]

プロラクチンにはテストステロンの分泌を減らす作用があるので、ムクナでテストステロンが上昇するのはこのプロラクチンを抑制するためではないかとされています。

ムクナには性欲を高める効果もあるようで、それを裏付けるような研究もされています。

ラットの研究ではムクナを投与することで性欲が亢進したという結果が出ています。マウンティングの回数が増え、射精後次の交尾までの時間が短くなったそうです。[3]

先のプロラクチンというホルモンには性的興奮を醒ます作用があり、射精後のいわゆる賢者タイムはプロラクチンによるものなのです。

ムクナの性欲を高める効果も、プロラクチンを抑制することによる作用なのかもしれません。ムクナで十分にプロラクチンを抑えることができたら、ひょっとしたら賢者タイムをなくすことができるかもしれません。

 

管理人管理人

賢者タイムがなければ、射精後も続けてセックスが可能になり絶倫状態も夢ではありませんね。
連射が可能な男性は生まれつきプロラクチンが出にくいそうなんですよ。

ムクナの用量・用法は?

推奨用量

ムクナは食材として食べる場合とパウダー状にしたものをサプリメントとして摂る場合があります。

食材として茹でたムクナを食べるのなら、3個程度を1日に3回食べましょう。

粉にしたものをスープや飲み物に入れて摂ることもできます。

その場合には目安として3g程度を1日に3回です。

生殖能力の向上を目的に、サプリメントとして摂る場合には1日に5gを摂ることが一般的です。

ムクナの副作用は?

活性酸素を取り除くイメージ

自然の食材ですが、高濃度のL-ドーパが含まれているので生で食べると吐き気やお腹を壊すことがあります。

必ず料理で加熱したものや熱処理したパウダーを利用しましょう。

適切な処置がされたもので、正しい用量なら副作用が出ることはありません。

まとめ

いろいろな精力剤ハーブがありますが、プロラクチンを抑える作用を持つものは珍しいんじゃないでしょうか?

しっかりと抑えられるのなら、賢者タイムがなくなってテストステロンも増えるので、精力絶倫になることもできるかもしれません。

今は簡単に手に入るようですし、食材なので安心して試してみることができそうです。

参照

1. Shukla KK, et al Mucuna pruriens improves male fertility by its action on the hypothalamus-pituitary-gonadal axis . Fertil Steril. (2009)

2. n vitro studies on the regulation of prolactin secretion in the bullfrog pituitary gland

3. Suresh S, Prithiviraj E, Prakash S Dose- and time-dependent effects of ethanolic extract of Mucuna pruriens Linn. seed on sexual behaviour of normal male rats . J Ethnopharmacol. (2009)